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第13回研究会が東京で開催されました

本科研は、以下の日程で第13回研究会を東洋大学白山キャンパスの甫水会館で開催しました。(2014年9月11日にルンド(スウェーデン)で開催された国際ワークショップを、本科研が主催した第12回研究会としてカウントします。)

【日時】2015年3月25日:東洋大学甫水会館2F201号室
13時〜:山川出版社からの論集の刊行計画について
13時30分〜:近藤和彦(立正大学)「ぜめし帝王・あんじ・源家康:1613年の日英交渉」
15時〜:内村俊太(上智大学)「16世紀後半のスペイン複合王政下における歴史編纂」
16時30分〜:古谷大輔(大阪大学)「祖国の可視化から世界の可視化へ〜バルト海帝国の経験と世界記述の方法」

2015年3月26日:東洋大学甫水会館2F201号室
10時30分〜小山哲(京都大学)「矜持と不満―リトアニア大公国大法官A. S. ラジヴィウの日記にみるポーランド・リトアニア合同(1632~1655)」
13時〜後藤はる美(東洋大学)「クロムウェル期アイルランドの法改革」
14時30分〜中澤達哉(福井大学)「マルティヌス・ラコキウスの「選挙王=普遍君主」論の形成過程―Imperium et regnumを中心に」

この二日間の研究会は、四カ年で計画されている本科研が二年目を終える時点において「礫岩国家」論の方向性を確認する目的にたって開催され、本科研に関わる各研究の中間報告が非公開で行われました。「礫岩」的な政治編成の動態はそれが位置する地域的事情とその地域に懐胎した歴史的伝統に応じて多様ですが、比較検討の補助線としてはおおよそ普遍君主に関する多様な理解、複合政体をめぐる「現場」の戦略の二点において個別の研究が進められています。近藤・中澤報告ではアジアやイスラム圏を念頭においた複合的政治編成を統べるヨーロッパ的普遍君主の理解をめぐる議論が、内村・古谷報告では複合的政治編成を構成するそれぞれの地域政体における歴史的な「王国」観と普遍政体の屹立をめぐる議論が、小山報告では複合的政治編成の日常にみられる「礫岩」への意識をめぐる議論が、後藤報告では将来的にブリテンへと結実する前段階にあってみられた多様な合同構想の戦略をめぐる議論が示されました。

公開日:2015-03-31

2014年度の活動について写真など公開しました | 国際ワークショップ(第12回研究会)がスウェーデンで開催されました